日経平均が26年10か月ぶりの高値をつけたから人口ピラミッドを比較。

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マスコミ各社が報じているように、
2018年9月28日の東京株式市場で一時日経平均株価が26年10か月ぶりの高値をつけました。
実に1991年11月以来の高値です。

長期安定政権、アベノミクスの成果、日銀の大規模金融緩和、外国人投資家、
FRB(米連邦準備制度理事会)、金利と為替、円安ドル高、東京オリンピック…といったことは余所に任せて、
当サイトは1991年の日本の人口統計を見ていきたいと思います。

最初に日経平均の推移 1949年~2018年(昭和24年~平成30年)を確認してみましょう。
単位: 円

※単位: 円
出典: ヒストリカルデータ - 日経平均プロフィル-日経の指数公式サイト-

1949年から1980年ごろまで緩やかな右肩上がりが続くのですが、
1980年代後半から爆発的な価格上昇を見せます。
いわゆるバブルです。
最高値が38000円以上と凄まじいことになっています。

その後バブル崩壊とともに株価は急落。
チャートは山あり、谷ありで推移していきます。

バブル崩壊後の株価の底は民主党政権時代。
リーマンショック後の世界的な不況もありましたが、
超円高を放置したことにより、
国内輸出企業は大打撃を受けました。

この時、円高対策をしていればあの某半導体企業はまだ存続していたかもしれません。

では、1991年の日本の人口統計はどのようになっていたのでしょうか?
現在の統計と比較しながら見ていきましょう。
以下のグラフは1872年~2018年(明治5年~平成30年)の日本の人口推移です。
T:大正 S:昭和 H:平成

総務省統計局のデータによると
1991年(10月)の日本の人口は1億2410万人、
2018年(9月)1億2693万人となっています。
人口減少が始まっている日本ですが
それでもまだ26年前の人口よりも約283万人も人口が多くなっています。

これには少しびっくりしました。
少子高齢化、人口減少という言葉を聞かない日がないので
もっと人口が減っていると錯覚していました。

まあ、これから本格化するということなんでしょうけれど。
次は、5歳階級別人口比率を比較してみます。
※2つの人口ピラミッドグラフが正常に表示されない場合はブラウザを更新してみてください。
1990年/平成2年10月01日現在人口 、単位:人
※1990年(平成2年)国勢調査
※2つの人口ピラミッドグラフが正常に表示されない場合はブラウザを更新してみてください。
おわかりでしょうか。 たった26年で人口ピラミッドの形が大きく変わっています。
特に20歳未満の人口と65歳以上の人口の変化が顕著です。

2018年の人口ピラミッドはでは明らかに年少人口が減っている半面、 高齢者の人口が激増しています。


続いて、日本の年齢3区分別人口とその割合の推移を見てみましょう。
以下のグラフ国勢調査のデータをもとに作成しているので、
1990年(平成2年)と2015年(平成25年)で比較してみます。
※国勢調査は5年おきに行われている。

*グラフ右各項目(老年人口・生産連苓人口・年少人口)クリックで表示切替可
*グラフ右各項目(老年人口・生産連苓人口・年少人口)クリックで表示切替可

やはり、年少人口、生産年齢人口が減少しています。
逆に高齢者人口は増加しています。
今後もこの傾向が続くことは言うまでも有りません。

以下に表を用意しました。
こちらの方がわかりやすいかもしれません。

15歳未満人口=年少人口・15歳~64歳人口=生産年齢人口・65歳以上人口=老年人口・老年人口割合(65歳以上割合)=高齢化率
テーブルヘッダ各項目クリック昇順・降順ソート可
西暦 和暦 総人口 15歳未満
人口
15~64歳
人口
65歳以上
人口
15歳未満
%
15~64歳
%
65歳以上
(高齢化率)
西暦 和暦 総人口 15歳未満
人口
15~64歳
人口
65歳以上
人口
15歳未満
%
15~64歳
%
65歳以上
(高齢化率)
1920 大正09年 55963053 20416202 32605495 2941356 36.48 58.26 5.26
1925 大正14年 59736822 21924045 34791714 3021063 36.70 58.24 5.06
1930 昭和05年 64450005 23579265 37806865 3063875 36.59 58.66 4.75
1935 昭和10年 69254148 25545167 40484022 3224959 36.89 58.46 4.66
1940 昭和15年 73074109 26368708 43251699 3453702 36.08 59.19 4.73
1945 昭和20年 71998104 26477086 41820903 3700115 36.77 58.09 5.14
1950 昭和25年 84109904 29786412 50168312 4155180 35.41 59.65 4.94
1955 昭和30年 90075711 30122897 55166615 4786199 33.44 61.24 5.31
1960 昭和35年 94301494 28434159 60469355 5397980 30.15 64.12 5.72
1965 昭和40年 99209086 25529230 67444242 6235614 25.73 67.98 6.29
1970 昭和45年 104665171 25152779 72119100 7393292 24.03 68.90 7.06
1975 昭和50年 111893438 27220692 75807317 8865429 24.33 67.75 7.92
1980 昭和55年 116989033 27507078 78834599 10647356 23.51 67.39 9.10
1985 昭和60年 121007577 26033218 82506016 12468343 21.51 68.18 10.30
1990 平成02年 123284810 22486239 85903976 14894595 18.24 69.68 12.08
1995 平成07年 125439273 20013730 87164721 18260822 15.95 69.49 14.56
2000 平成12年 126697282 18472499 86219631 22005152 14.58 68.05 17.37
2005 平成17年 127285653 17521234 84092414 25672005 13.77 66.07 20.17
2010 平成22年 127080929 16803444 81031800 29245685 13.22 63.76 23.01
2015 平成27年 125640987 15886810 76288736 33465441 12.64 60.72 26.64

15歳未満人口=年少人口・15歳~64歳人口=生産年齢人口・65歳以上人口=老年人口・老年人口割合(65歳以上割合)=高齢化率

高齢化率が凄い勢いで上昇していますね。
株価はこれ以上に上がることを期待しています。

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