【人口増加】カナダの人口は170万人増の3520万人で先進7か国中最大の伸び。

【人口増加】カナダの人口は170万人増の3520万人で先進7か国中最大の伸び。 canadian-flag-1229484_640.jpg


引用:
[オタワ 9日 ロイター] - カナダ統計局によると、2016年の人口は3520万人で、年間の平均伸び率は主要7カ国(G7)最大の1.0%だった。移民が押し上げ要因。2011年の前回調査時からは、170万人(5%)増。ただ、06年から11年の間(5.9%増)からは伸びが鈍化した。エコノミストは、高齢化の進行に伴い、経済成長を移民に頼らざるを得なくなるとみている。統計局は、出生率低迷と高齢化により、人口はますます移民の影響を受けるとの見通しを示した。
出典:16年のカナダ人口は3520万人、G7で伸び率最大=統計局 | ロイター

canada-1607114_640.jpg 少子高齢化による人口減少に頭を抱える日本と違って、
カナダは人口増加が続いています。
要因はやはり移民。
お隣のアメリカ同様に移民国家で積極的に移民を受け入れているので特に驚くことでもありません。
しかし、そんな移民国家で人口増加が続くカナダも近い将来は
高齢化が進み人口増加が鈍化すると予測されています。

少子高齢化というのは先進国ならば必ず直面する人口問題です。
経済成長とともに進む都市化。
toronto-73565_640.jpg 都市化の進行が核家族を増加させる。
核家族の増加と反比例して出生率が低下。
※次のグラフは出生率ではなく合計特殊出生率。
*グラフ下部中央各国名クリックで表示切替可
*グラフ下部中央国名クリックで表示切替可
Source:内閣府 平成27年版 少子化社会対策白書

それに経済的理由、価値観の変化等様々な要因が絡まり合って、
少子高齢化が進行していきます。
その簡単かつ効率的な解決策として移民の受け入れがあるのですが、
wataridori.jpg やはり人種・宗教・文化の違いから様々な問題が発生しています。
移民国家であるカナダやアメリカでも対処に四苦八苦しているのですから、
そうでない国家で衝突が起こっているのも不思議ではありません。

次のチャートは国連 World Population Prospects: The 2015 Revisionによるカナダの人口推移 1950年~2015年と人口推移予測 2016年~2100年です。

単位: 千人

※グラフ下部中央の各項目【推計人口・高位推計・中位推計・低位推計】クリックで表示切替可
※単位: 千人
高位推計・中位推計・低位推計は出生率の高低からの推計値


日本のように移民を受け入れずに徐々に人口を減少させていくというのも一つの選択肢かもしれません。
現在抱えている問題の多くはAIやロボットが解決してくれる見通しがたっていますので。

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