EU加盟28ヵ国の人口とGDP
2016年6月23日。
イギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票の結果、
離脱支持が17,410,742票(51.89%、投票率は約72%)で勝利してイギリスはEU離脱へ向け動きだしました。
では、一体いつイギリスはEUから離脱するのでしょうか?
さらっと検索してみたら
英メイ首相 EU離脱めぐる交渉の方針 今夜表明へ | NHKニュース
単一市場脱退を表明=移民制限を優先―英首相、EU離脱で演説 (時事通信) - Yahoo!ニュース
みたいなニュースは出てくれど
いつ離脱するかまではわかりませんでした。
そもそも当事国であるイギリスの国内で
いまだに離脱派・残留派と言ってるぐらいですから
英国民でもEU内に住んでるわけでもない人間にわかるわけもなく。
わからないのでとりあえず
ジオチャートと円グラフを3つ作ってみました。
ジオチャートは上のやつでEU加盟28ヵ国の人口とGDPを反映させています。
円グラフはEU・欧州連合に占めるイギリスの人口・面積・GDP比率です。
EU加盟28ヵ国はイギリスを含めて以下の28か国ですが、
ベルギー、ブルガリア、チェコ、デンマーク、ドイツ、エストニア、アイルランド、ギリシャ、スペイン、フランス、クロアチア、イタリア、キプロス、ラトビア、リトアニア、ルクセンブルク、ハンガリー、マルタ、オランダ、オーストリア、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、スロベニア、スロバキア、フィンランド、スウェーデン、イギリス
円グラフではイギリスを除いた27か国を一まとめにしています。
イギリスのEUに占める人口比率は12.7%。
例えるなら
日本の人口1億2709万4745人から
東京都の人口1363万4685人と
京都府の人口261万0353人を
合わせた人口=1624万5038人が消えるということ。
イギリスのEUに占める面積比率は5.6%。
例えるなら
日本の面積377,972.28km2から
青森県の面積9645.59㎢と
秋田県の面積11637.54㎢を
合わせた面積=21283.13㎢が消えるということ。
イギリスのEUに占めるGDP比率は17.6%。
例えるなら日本のGDP508兆6460億円から
東京都のGDP93兆1280億円が消えるということ。
比率は18.3%。
※日本のGDPは平成25年都道府県別県内総生産の合計
出典:内閣府 平成 25 年度県民経済計算 P2都道府県別県内総生産及びP6県内総生産(名目)の都道府県別シェアの推移(%)
ちなみにEU28ヵ国のGDPはドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、オランダの6か国だけで73%を占めています。
内訳はドイツ20%, イギリス17%, フランス14%, イタリア11%, スペイン7%, オランダ4%。
そしてその他22ヵ国で27%。(Source:IMF 2015年)
人口・面積・GDP、
3つの指標だけで見てもイギリスの存在感は大きいですね。
どうか穏やかに事を進めてほしいものです。
そういえばフランスもルペン大統領誕生ならEU離脱という話が出ています。
もしフランスまでEU離脱となれば世界経済が大混乱に陥るとの予測も...。